「議論重ねてきた」 静岡市長が住民投票反対の理由を説明 清水庁舎移転問題で

静岡市の清水庁舎移転の是非を問う住民投票条例案について、反対する意見書を静岡市議会に提出している田辺市長はその理由を説明しました。

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静岡市 田辺信宏市長:「この(清水庁舎の移転)事業については、時間をかけて様々な角度から議論を重ねてきた。住民投票にはなじまないと考え、反対意見とした」  清水庁舎移転をめぐっては、市民団体が田辺市長に住民投票を実施するための条例制定を請求しています。これに対し、田辺市長は条例制定に「反対」とする意見書を市議会に提出しました。意見書では「市民の意見の集約が十二分に図られ、議会の意思決定がすでになされている」と理由を説明しています。

記者:仮に住民投票実施して、過半数の賛成を得られる
自信がないと考え?
田辺市長:「そんなことではない。これは8月3日以降議会で議論が交わされるので、その時に適切に対応した」

 条例案は来月3日から始まる市議会で審議されますが、過半数を占める自民党会派が反対する見通しで、住民投票の実現は難しい状況です。