静商、静高との伝統校対決を制して準決勝進出! 8K完投のエース高田琢登「勝ててうれしいです」

2020夏季静岡県高校野球大会◇準々決勝、7イニング制◇1日◇清水庵原球場

 静岡商が去年夏、甲子園大会出場の静岡を3-2で破り、準決勝に進出した。伝統校対決で注目される中、1回裏、静岡商は、杉山翔平(3年)が右翼席に先頭打者本塁打を放ち、さらに2点を追加した。静岡も3回、4回に得点して追い上げたが、あと1歩及ばなかった。
 プロ注目の静岡商エース高田琢登(3年)は、105球を投げ、7安打、8奪三振、1四球で完投。5回、6回のピンチには、味方の好守に助けられた。試合後は、5回無死一塁から三振を奪い、對馬勇斗捕手が二盗を狙った一塁走者を刺したシーンを振り返った。「對馬(勇斗捕手)が、三振ゲッツーで流れを取り戻してくれた。勝ててうれしいです」。
 2日は、午前10時から行われる準決勝で聖隷クリストファーと対する。勝てば、午後2時からの決勝に進出するが、高田の父で高田晋松監督は「様子を見て琢登とも話してみて、決めます」。高田自身は「他にも投手がいるので、投げなくても仲間を信じて試合に臨みたいです」と話した。

画像: 試合後、取材陣に対応する静岡商エース高田琢登

試合後、取材陣に対応する静岡商エース高田琢登