「市議会で意思決定されている」 静岡市長、改めて住民投票に反対を表明 清水庁舎移転問題で

静岡市議会の臨時会が開会し、清水庁舎移転の是非を問う住民投票条例案の制定について審議が始まりました。田辺市長は改めて、反対を表明しました。

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清水庁舎の移転をめぐっては、住民投票を求める市民団体が先月、市議会への直接請求に必要な有権者の署名数の4倍以上となる5万2300人分を集めました。署名を受け取った田辺市長は、すでに住民投票条例案の制定に「反対」する意見書を市議会に提出しています。きょう開会した臨時会でも、その考えを改めて表明しました。
静岡市 田辺信宏市長:「基本的な方針策定の段階から、広く市民の意見を反映し、その意見の集約を踏まえて、市議会における意思決定がすでに為されている案件」
創生静岡 石井孝治市議:「5万2300人の意思表明をどのように受け止めているか。市長は現計画に対して、賛同を得られていると考えているのか」
田辺信宏市長:「条例制定請求書の要旨には、計画に対する賛成反対の意見に関わらず、いま一度市民の意向確認を行うべきではないかとあることから、賛否については必ずしも明確ではないと思っています。あとは企画局長から…」
野次:答弁してくださいよ!
 議案はあす、総務委員会での審議を経て、7日の本会議で採決される予定ですが、過半数を占める自民党会派が反対するとみられ、否決される見通しです。