静岡県が熱中症対策で呼びかけ「人と離れた時はマスク外して休憩を」梅雨明け後、救急搬送が急増するため

 今月1日、静岡県など東海地方は長かった梅雨が明けました。平年よりも11日遅い梅雨明けでした。

 梅雨が明けると、急に熱くなることや湿度が高いことから、例年、「熱中症で緊急搬送される人が急増する」と静岡県は注意を呼び掛けています。 
 静岡県によりますと、去年5月から9月にかけて、県内で1822人が熱中症で救急搬送されました。このうち457人が梅雨明け後10日間に集中しています。去年の梅雨明け前10日間の救急搬送は78人で、約6倍です。

 このため、静岡県はこまめな水分補給やエアコンを利用して暑さを避けるよう呼びかけています。

 また、ことしは新型コロナの感染防止のため、マスクを着用して過ごしています。県はマスクを着用すると熱中症のリスクが高まるとして、屋外で人と2メートル以上の十分な距離を保っているときにはマスクを外したり、周囲の人と離れた上でマスクを外して休憩を取ったりするよう呼びかけています。