8日に自民総裁選告示 岸田氏は5日に静岡市で支援訴え「静岡県は宏池会と言われた時代もありました」

 安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選は、あす8日告示されます。立候補を表明している岸田政調会長はおととい、静岡市で支援を訴えました。

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 ポスト安倍に名乗りを挙げ、初めて迎えた週末、岸田氏は静岡市清水区を訪れました。
 「よっちゃん」の愛称で親しまれ、去年12月に亡くなった望月義夫元衆院議員の墓前に花を手向け、総裁選出馬を報告しました。生前、岸田氏の右腕として派閥を取りまとめる事務総長を務めた望月氏。地元の支援者にも「岸田総理実現のために努力したい」と話していたといいます。

自民党 岸田政調会長:「今回は特に望月義夫さんといつかは目指そうではないか、次はやろうではないか、と言い続けた自民党の総裁選挙に、これから臨むということでありますので、望月さんの気持ちと魂と共に、しっかりと戦い抜いていきたいと思います」

 岸田氏は、その後、静岡市内のホテルに移動し、県内選出で岸田派に所属する国会議員との懇談会に参加。自らの派閥と静岡県との関わりの深さに触れ、総裁選の支援を訴えました。

自民党 岸田政調会長:「宏池会(岸田派)において、静岡県は私の地元・広島県とともに宏池会王国と言われた時代もありました。格差、分断、こうした動きの中で、ぜひ分断から協調へということで政策を進めたい」

 あす告示、14日投開票の自民党総裁選は、岸田氏のほかに菅官房長官、石破元幹事長の3人による構図が固まっています。