J1清水、今季2度目の5連敗 広島に翻ろうされ4失点も、クラモフスキー監督「流れはつかんでいた」

<明治安田生命J1:サンフレッチェ広島4―1清水エスパルス>◇第15節◇エディオンスタジアム広島

 清水エスパルスが、今季2度目の5連敗を喫した。アウェーでサンフレッチェ広島に1―4の完敗だった。
 清水は、チーム戦術のハイプレス、ハイラインを90分間やり通すことを目標にしていたが、前半31分、自陣ペナルティエリアの手前でマークが甘くなり、相手に先制点を奪われた。今季、先制されて勝った試合はなく、早くも試合は難しい状況になった。4連敗した前節までも全て前半に先制点を献上していた。FW西澤健太は前日、「広島は手堅いチーム。序盤から守備の形を整えて戦わないと苦しくなる。ボールの失い方も注意したい」と話していたが、この日も守備のほころびが出てしまった。
 後半26分には、相手GKのキック1発でハイラインの裏を取られ、あっさりと追加点を奪われた。そして、同36分には、DFラインを引いた状態でも広島のパス回しに翻ろうされ、試合を決める3点目を許してしまった。さらに、同43分にもDF陣の連係ミスで失点した。
 アディショナルタイムに入ると、右サイドからのFKからFWカルリーニョスが頭を合わせ、1点を返すも焼け石に水だった。チームは開幕5連敗に続く5連敗。クラモフスキー監督は「旅をしていれば、良い時も悪い時もある」と話していたが、悪い時の方が長く、ファン、サポーターのイライラが募るばかりだ。