暴力団事務所に銃弾を撃ち込んだ男の初公判 起訴内容認める 静岡地裁

 静岡市の暴力団事務所に銃弾を撃ち込んだ罪などに問われている男の初公判が静岡地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

 起訴状によりますと山梨県甲府市のガソリンスタンド店員の男(49)は去年9月、静岡市駿河区の指定暴力団稲川会系4代目森田一家の事務所に向けて銃弾4発を発砲するなどした罪に問われています。
静岡地裁で始まった裁判員裁判で、男は起訴内容を認めました。

 検察側は「氏名不詳の共犯者から依頼を受け犯行に及んだ。執行猶予中の犯行で再犯の可能性は高い」と指摘しました。

 一方、弁護側は「従属的立場で反省もしている」と主張しました。事実関係に争いはなく量刑が争点となります。