20日に静岡大の次期学長決定 選挙の争点は浜松医大との再編問題…学内投票は慎重派の教授が賛成派を上回る得票

静岡大学の学長選における学内投票で、大学再編に慎重な立場の候補者が、推進派候補を上回ったことが分かりました。この結果を踏まえて、あす次期学長が決定します。

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学内投票は大学再編慎重派 浜松医大との再編が争点の静岡大学学長選 正式決定は20日

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 来年3月の任期満了に伴う静岡大学の学長選考会に推薦されているのは、工学部部長の川田善正教授(57)と人文社会科学部部長の日詰一幸教授(65)の2人です。

 争点は去年3月に浜松医科大学と合意した大学の再編。2つの大学が法人を1つに統合することで、業務の効率化や医療分野での連携を強化する狙いです。

 川田教授は再編に賛成、日詰教授は慎重な立場を取っています。15日に行われた大学の教職員らによる意向投票の結果がきょう発表され、川田教授が455票、日詰教授が537票となり、慎重派の日詰教授が川田教授を82票上回りました。

 ただ、最終的には学内外の委員8人でつくる学長選考会議が、▼意向投票や▼2人の面接の結果を踏まえて、話し合いで決定します。

 次期学長はあす午前に記者会見を開く予定です。