脱ハンコの流れ加速か…静岡県がデジタル化推進チーム立ち上げ

静岡県がデジタル化の推進プロジェクトチームを立ち上げ、初会合を開きました。目指すのは、県民の満足度向上です。

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脱ハンコの流れ加速か…静岡県がデジタル化推進チーム立ち上げ

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 デジタル技術で新たな価値を生み出し、生活を豊かにするDX=デジタル・トランスフォーメーション。新型コロナの影響で、新しい生活様式が求められる中、県も部局横断でデジタル化を進めるため、プロジェクトチームを設置しました。会議も県庁では珍しくペーパーレスです。

静岡県 出野勉副知事:「これから全部局を通じてデジタル化を進めていくということで、一刻を争う状況でございます」

 プロジェクトチームの柱は県民の満足度の向上と県庁のデジタル化。菅内閣が進める「脱ハンコ」に県も率先して取り組む姿勢です。

静岡県 出野勉副知事:「無駄なハンコは打たなくていいと。ただ、印鑑、ハンコというのは歴史もありますし、文化もあります。印鑑そのものがいらないということではなくて、必要なところには当然、印鑑を押していただくという行為も必要です」

 県は行政手続きの簡素化を進めるため、押印が必要な文書の実態調査を行っていて、来月中旬までに結果を取りまとめます。県の裁量で押印を廃止できるものは順次進めていくとしています。

街の人は…

コロナ禍で注目される「デジタルトランスフォーメーション」という言葉に街の人は・・。

人材サービス業(50代)女性:「聞いたことあるようなないような…どうかな」

製造業(60代と50代)男性2人:「デジタルトランスフォーメーション? 聞いたことあるような…」
 
 ピンと来ない人が多いようです。

 一方、「脱ハンコ」の取り組みについては。

サービス業(30代)男性:「ハンコ打たなくてよくなるのは楽になるかな」

サービス業(20代)女性:「すごい便利になって良いと思います」

 手間が省けることにメリットを感じる一方で、押印廃止を不安視する声も上がります。

パート(40代)女性:「すべてなくなってしまうのは不安かなというところもある。何か起きたときにどう証明するのかなとか」