ジュビロ磐田、今季3度目2連勝 前節でJ1昇格消滅も…追加点を決めたMF遠藤保仁「ゴール数を増やせば勝っていける」

<明治安田生命J2:ジェフユナイテッド千葉1-2ジュビロ磐田>◇第37節◇29日◇フクダ電子アリーナ

 ジュビロ磐田はアウェーでジェフユナイテッド千葉に競り勝った。前節でJ1昇格は消滅したが、元日本代表MF遠藤保仁(40)を軸にした連動性のあるサッカーで、6試合負けなし、今季3度目の2連勝を飾った。
 前半21分、左サイドを駆け上がったMF松本昌也が左足で速いクロスを上げると、ペナルティーエリア中央に走り込んだDF小川大貴が左足でボレーシュート。これが鮮やかにゴール左下に決まり、先制点を奪った。
 その後も磐田は、選手たちの運動量が多く、数的有利な局面を繰り返しながら、攻勢を続けた。そして、同40分、細かいパスワークから小川大がペナルティーエリア右へ進入。斜め後方に出した柔らかいパスをMF山本康裕がスルーすると、フリーになっていた遠藤が、ペナルティーエリア手前の右から左足でシュート。左から右に緩く曲がったボールは、ゴール左に吸い込まれた。
 遠藤の加入後2ゴール目で勝ち越した磐田は、後半になると一転して守勢になった。同4分には失点。1点差になって苦しい時間帯が続いたが、要所で遠藤が選手たちを落ち着かせ、残り時間を耐え抜いた。今季残り5試合。磐田の次節は12月2日で、アウェーで水戸ホーリーホックと対する。

磐田MF遠藤保仁 全員が連動しながら、ボールをつなげた理想的なゴールでした。後半は我慢しながら、いい部分も悪い部分もありましたが、勝利を達成できて良かったです。引き分けが続いている時もチャンスが多くありましたし、ゴール数を増やしていけば、今後も勝っていけると思います。

磐田・鈴木政一監督 前半は我々のリズムでサッカーができました。特に2点目は理想的でした。後半の入りが悪く、我々のリズムでサッカーができたのかは疑問符です。ただ、サッカーはリズムの悪いところでしっかり守って、勝ち抜くことが大事。いい経験ができたと思います。

画像: 磐田MF遠藤保仁

磐田MF遠藤保仁