移動困難な市民にタクシー券配布も 静岡市がワクチン接種率向上で

 静岡市では、ワクチン接種率を上げるために、「あるクーポン券」を配布することが発表されました。

画像: 静岡市 田辺信宏市長

静岡市 田辺信宏市長

静岡市 田辺信宏市長:「接種したいが会場までなかなか行けない、車が運転できない方もいる。例えばタクシーを使ってください、そのためにクーポン券を発行する」

 移動が難しい市民に対して、浜松市が先行して表明していた巡回接種に加え、静岡市の独自策としてタクシークーポン券を配布するというのです。

かかりつけ医による個別接種が中心

 4月から始まる高齢者へのワクチン接種。静岡市では21万人が対象です。また、静岡市では集団接種よりも、かかりつけのクリニックでの個別接種を基本とすることも新たに示されました。

静岡市担当者:「静岡市としては、個別接種を基本にしていただきたい。できるだけ地域の医療機関で受けてもらいたい。それを全て100%できないので、補完する意味で集団接種会場で実施したい。現在医師会と個別接種をやっていただける医療機関を確認中なので、確定したら集団接種の会場数が確定する」

最低48人の医師・看護師が必要か

Q.(集団接種は)だいたい何カ所で行うのかというおおよその数字は?

担当者:「現時点では、11施設12会場で予定している」

 静岡市によると、区役所などの施設で行われる集団接種が12会場の場合、最低48人の医師・看護師が必要で、今後、医師会と協議を進めていくということです。