密を避けて企業説明会 静岡県内の就職活動が本格化

原川朋華記者:「静岡県内の大学でも企業説明会が開かれ、こちらの教室では画面越しに就活生が採用担当者の話を聞いています」

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密を避けて企業説明会 静岡県内の就職活動が本格化

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 来年春に卒業する大学生などを対象にした企業説明会が3月1日解禁されました。しかし、今年はコロナ禍で例年のように大きな会場で開催することは難しく、常葉大学の浜松キャンパスでは教室を利用した開催となりました。
 この日は静岡県内外の企業40社が参加。密を避けるため参加企業1社あたり1つの教室を利用し、学生は説明会ごとに教室をまわります。教室の入るときはスマートフォンでQRコードを読み取ります。万が一、説明会で新型コロナの感染者が出た場合に行動履歴を把握することが目的です。

 一部の教室ではオンライン形式の説明会も開かれましたが、就活生からはこんな声も。

大学3年女子:「思ったよりも順調に進んだので良かったが、途中でネットの接続が悪くて聞き取れないところがあったのでそこは残念だった」

大学3年女子:「対面だと緊張するが、オンラインだと緊張はなかった」

大学3年男子:「対面と比べると微妙、企業さんの言いたいことが伝わりづらい。一方的に話を聞いているだけでした」

 実際に対面する形の説明会とは違う点に、企業側ももどかしさを感じているようです。

企業の採用担当者:「オンラインだと反応が分からない。細かい表情、雰囲気がなかなかつかみにくくてちょっと難しいところがあった」

 就活生の心配はほかにも…

大学3年男子:「コロナの影響で自宅からあまり出られず、パソコンとかがあまり得意ではないのでウェブでのやつが分からないっていうのが不安」

 大学の担当者は、今年は多数の企業が参加する合同説明会の開催が少なくなっていることから、就活生はより主体的に企業の情報を集めることが必要になると指摘します。

常葉大キャリアサポートセンター 中津川智美副センター長:「今年は個人で動くのが重要かなと思っています。合同企業説明会も企業も限られているし機会も限られているので個人で企業を探して自分の方からアプローチするのもありだと思う」