賃金の上昇を見込む企業は4割 来年度の静岡県内企業アンケート 帝国データバンク調べ

来年度の賃金が上昇すると見込んでいる静岡県内の企業は、全体の4割にとどまり、見込みがないと答えた企業の8割以上が新型コロナによる業績の低迷を理由としていることが民間の調査で分かりました。

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賃金の上昇を見込む企業は4割 来年度の静岡県内企業アンケート 帝国データバンク調べ

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 帝国データバンクは来年度の企業の賃金動向について、県内の675社にアンケートを行い330社から回答を得ました。ベースアップや賞与の増額など、来年度の賃金の上昇が「ある」と見込んでいる企業は40.6%で、前の年度の見込みを11.2ポイント下回りました。
 逆に賃金の上昇は「ない」と見込んでいる企業は10.1ポイント増えました。
 
 また賃金の上昇が「ある」と見込んでいる企業に理由を尋ねたところ、もっとも多かったのは「労働力の定着・確保」の81.3%で、次いで「自社の業績拡大」が25.4%でした。
 一方、賃金の上昇が「ない」と見込んでいる企業に理由を尋ねたところ、「自社の業績低迷」が88.9%と突出して高く、そのうちの多くが業績低迷の理由に新型コロナの影響をあげているということです。