ワクチン優先接種が本格スタート 病院長「非常に期待している。院内での感染に対するパワーが強まる」 静岡県

 静岡県内でも、新型コロナのワクチン接種が本格スタートです。静岡市葵区の静岡市立静岡病院でも、医療従事者への優先接種を実施。午前10時から、病院長ら15人がワクチンの接種を受けました。

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 ワクチンを打つ前には、体調などを記録した問診票を提出。接種後は椅子に座って15分ほど安静にして、副反応は起きないか、体調に異変はないか、経過観察を行いました。

Q.接種後15分たったが、副反応などは?

静岡市立静岡病院 小野寺知哉病院長:「特にありません。何もないです。痛くはなかった。コロナと戦う武器というので、ワクチンは今年の初めから非常に期待を持っていた。これで少しでも院内での感染に対するパワーが強まるのを期待している」

Q.今後もスムーズにいきそう?

小野寺病院長:「スムーズにいくだろうと考えています」

この病院では約1600人が優先接種の対象となっていて、今月中旬に1回目の接種を終え、来月上旬には2回目の接種を完了させる見通しです。

小野寺病院長:「医療従事者は患者さんに感染させないか、非常に心配しながら、気を付けてストレスをもって働いている。ワクチンを打ったことで、自分にとっての防御力、それから自分たちが治癒している患者への防御力が強まったという意味が大きい」

県内で優先接種の対象となる医療従事者は約12万人。市立静岡病院以外にも、藤枝市立総合病院や浜松市の聖隷三方原病院など7つの重点医療機関に、きのうワクチンが配分されました。県内にこれまでに届いているワクチンは約1万3000人分ですが、来週にも同じ量のワクチンが届く見込みで、全体の2割にあたる2万5000人ほどに1回目の接種ができる見通しとなっています。