朝から「お一人様焼き肉」…コロナ禍で時差出勤、朝活する人増加で開店を2時間早め 静岡市

画像1: 朝から「お一人様焼き肉」…コロナ禍で時差出勤、朝活する人増加で開店を2時間早め 静岡市

 静岡市の中心街におととしオープンした、1人焼き肉専門店「焼肉ライク」。コロナ禍で時差出勤や朝活をする人が増加する中、今年1月から開店時間を2時間早め、「朝焼き肉」サービスを始めました。

 店内には仕切りがあって、ロースターがあって、そして注文用のタッチパネルがあり、『お一人様』の作りになっています。

 焼肉ライクは、一席ごとに専用の卓上コンロを設置。前と横には仕切りがあり、十分な感染対策がなされています。

画像2: 朝から「お一人様焼き肉」…コロナ禍で時差出勤、朝活する人増加で開店を2時間早め 静岡市

林アナ:「お肉がこれだけ乗っていてご飯、スープ、キムチ、のり。これで500円はかなりお得だと思いますよ」

 お一人様「焼き肉」が人気の理由は、焼き肉を自分のペースで楽しめること。女性や年配の方の来店も少なくないそうです。それでは、脂がのったカルビを特製のしょうゆダレで頂きます。

林アナ:「おいしいです。朝から焼き肉が食べられる。そして、これを500円で食べられるっていうのは、すごく得した気分になります」

 新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされる飲食店ですが、おひとり様に特化したこちらの店では?

店の人:「うちのお店はありがたいことに、ちょっとずつでもお客さんが増えている状態で」

 コロナ禍でも来店客が増えているそうです。さらに―

店の人:「1人1席でロースターがついていて、そこの煙だけ吸うのではなくて、(店内の)空気全体も入れ替えてくれるので、換気も売りになっているのかな」

 換気扇付きの卓上コンロが1人1台用意されていることで、通常の飲食店に比べて9倍ほど早く、2分30秒で客席の空気をすべて入れ替えることができるそうです。

 コロナ禍で苦境を切り開いているお一人様グルメ。今までの常識にとらわれない柔軟な発想が成功のカギになっています。