命にかかわるアナフィラキシーにどう対処するか ワクチン接種に携わる保健師が研修 静岡・沼津市

実習風景
「すみません!誰かいませんか?」
「お願いします。スタッフお願いします。」「急変です」

画像1: 命にかかわるアナフィラキシーにどう対処するか ワクチン接種に携わる保健師が研修 静岡・沼津市

 アナフィラキシーの対処法に特化した研修会がこのほど、静岡県沼津市で開かれました。沼津市立病院の医師らが講師を務め、ワクチン接種に携わる沼津市や裾野市などの保健師らが実践的な講習を受けました。

画像2: 命にかかわるアナフィラキシーにどう対処するか ワクチン接種に携わる保健師が研修 静岡・沼津市

実習風景 「(酸素)マスク付けます」
「注射しますね」

 急激なアレルギー反応が起こるアナフィラキシーでは、発症直後に適切に処置しなければ、命にかかわる恐れもあるとされています。

保健師「実際のことが想定できてよかった」

画像: 保健師「実際のことが想定できてよかった」

 研修ではアナフィラキシーが疑われる場合、ワクチン接種してから30分以内に、全身のかゆみや息苦しさなどの症状が出ることなどが説明されました。

参加した保健師Aさん:「落ち着いて対応しなければいけないが、慌ててしまって、何をすればいいのか、すごく困りました。実物を見たり、実際触ったり、自分で体験できるところはすごくよかった」

参加した保健師Bさん:「普段慣れないことをするので、役割分担を事前にしておく必要性があると感じた。本当に命にかかわることなので、即座に対応する必要があると思いましたし、実際のことが少し想定が出来たので、とてもよかったと思いました」

沼津市立病院 伊藤浩嗣副院長:「一般の会場での集団接種になりますので、設備も道具がないところで副反応が出た場合どう対応するかが大事、亡くなるという最悪のことに対して、準備しておくべきだと思う」          (3月15日放送)