手作りのキッチンカーで洋菓子販売「ちょこっと幸せな気分に…」 今春大学卒業した2人がこの道を選んだワケ 静岡市

 この春、大学を卒業したばかりのカップルが、企業への就職ではなく、県内で洋菓子「チュロス」の販売を始めました。なぜ起業を選んだのでしょうか。

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~去年の今頃~(大学3年)
 「就活しなきゃ~」「でも別々のところで働くの嫌だな~」「じゃあ一緒にお店作っちゃう?」「楽しそう!」「費用安いしキッチンカーにしよ」「皆に喜んでもらえる商品がいいな!」

 じゃあこれから2人は…「チュロス屋さん!!」

 カップルで話し合い起業。大学4年生の夏に、横浜で自分たちの店をオープンさせた2人がいます。お揃いの服でキッチンカーを切り盛りする佐野雄一さん(22)と足立望さん(22)。

佐野さん:「大学で経済学と経営学を学んでいたこともあって、そもそも自分たちで商売をやってみたいと思っていた。リスクを考えて結構迷ったが、後悔しない生き方を選びたいと思って決断した」

画像1: 手作りのキッチンカーで洋菓子販売「ちょこっと幸せな気分に…」 今春大学卒業した2人がこの道を選んだワケ 静岡市

 大学生のカップルが挑戦する姿を投稿したSNSは人気を呼び、フォロワーは3万人を超えています。

女性客(20代):「このお店をティックトックとかインスタで知っていて、それで静岡に来るってなって、来たいなと思っていた」

Q.じゃあまさか静岡にっていう?

A.「そう。なんで静岡とはなりましたけど、うれしいです」

 この春、2人は横浜市の大学を卒業し、店の拠点を静岡市に移しました。

佐野さん:「僕たちが静岡で暮らしたいというのが一番あって、都会は確かにモノが多くて飽きないが静岡だと自分で自分の幸せを探していけるのが魅力に感じて」

 手作りしたキッチンカーで、県内のショッピング施設などに出店します。販売するのは「チュロス」。小麦粉の生地を油で揚げて、砂糖やシナモンをまぶして作られるスペインなどのお菓子です。

久保円華アナウンサー:「一番人気のメニューがこちら。3種類の味を選べるカスタムです。シナモンをいただきます。ザクザクしてます。砂糖と生地の周りがしっかり触感があっておいしい。内側はもちもちです」

 パティシエからアドバイスをもらったこだわりのレシピで作るチュロス。

佐野さん:「長いものは街中で片手で持って食べやすい。短いものは3本入っているので、みんなでシェアしやすいとか、お客様の色んなシーンに合うように商品を設計させていただいています」

 大学で経営や経済を学んだ2人、一度は「普通の就職」も考えましたが…。

佐野さん:「僕たちの大学だと、お互い普通のサラリーマンになってしまうと。転勤が多い会社だったりっていうのを先輩から聞いていて、そういうところで2人一緒に暮らしたいというのは、なかなか難しい選択だったのかなと思って」

足立さん:「周りに(親に)反対されないの?ってよく言われるが、意外と私たちのところは賛成していたので、結構応援してくれる雰囲気がありました」

 周りの応援もあってお店は好調です。

画像: 佐野さんの叔父・叔母

佐野さんの叔父・叔母

佐野さんの叔父・叔母(70代・60代)
「アスティも行ったし、ベイドリームも行ったし」

Q.じゃあ、この出店する場所を調べて?

A.「インスタで調べて。ティックトックも見てる」

 SNSを始めたのは甥っ子の仕事を見守るためです。

画像2: 手作りのキッチンカーで洋菓子販売「ちょこっと幸せな気分に…」 今春大学卒業した2人がこの道を選んだワケ 静岡市

佐野さんの叔父:「おいしい。こっち(チュロス)が熱いからだんだん(アイスが)溶けていく、この溶け具合がおいしいだよ」

 佐野さんと足立さんのカップルが目指すところは・・・。

佐野さん:「もっと全国の方や静岡の他の地域の方にも食べてもらえるように出店機会を増やしていけたらと思っています。食べてもらった方にはちょっと幸せな気分になってもらえたらと思っています」

「通り」という意味を持つ「AVENUE」。店名の「チュロスアベニュー」には、いつもの道でチュロスを片手に、いつもよりちょこっと幸せな気持ちになってほしいー。そんな想いが込められています。