ワクチン接種予約 コールセンターへの入電は36.3万件、通じたのは2万件余り 静岡市

若い世代に感染広がる 54%が30代以下

静岡市 田辺信宏市長:「全国的に感染の状況は各地域で大きく異なっている。そこで私どもとしては、静岡市民の皆さんに静岡市の状況と それに基づく本市行政の方針を正しく、わかりやすく、そして速やかに伝えることが感染症対策として最も大事である」

画像: 若い世代に感染広がる 54%が30代以下

 きのう20日までの10万人あたりの感染者数が15.1人と、ステージ3の基準を超える状況が続いている静岡市で、対策本部会議が開かれました。

 静岡市では、若い世代の感染者が増加し、全体の感染者に占める30代以下の割合が54%と、半数を超えたということです。

静岡市保健福祉長寿局長
「原因としては大型連休中の人の移動、特に県外感染流行地域との往来によるウイルスが持ち込まれ、さらに家庭内、職場内でも連鎖が広がったことによるものと考えております。この連鎖については変異株の感染力の強さも大きく影響していると考えております」

高齢者接種を7月末まで完了させる

 また、静岡市では来週から始まる一般高齢者へのワクチン接種について、これまでのコールセンターの入電件数が36万3000件あり、そのうち電話が通じた件数は2万2400件にとどまっていることが報告されました。回線を増やすことを検討しているということです。

画像: 高齢者接種を7月末まで完了させる

 田辺市長は、大規模接種会場の設置を調整している県などと連携し、高齢者接種を7月末まで完了させる強い決意を示しました。

田辺市長:「政府から、現場をあずかる自治体の立場としては大変厳しいハードルの高い要請を受けている。できるかできないかという判断だと、できない理由、難しい理由はたくさんあげられる。ただし、もうその段階を越えて、できるかできないかではなくて、やるかやらないかです。静岡市やりましょう」