高齢者の接種再開の静岡市、県全体の接種率5ポイント下回る 1回目は26.4%

 静岡県内では17日、新たに33人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。今週からワクチン接種の予約を再開した静岡市では、高齢者の1回目の接種率が県全体を下回っています。

画像: 高齢者の接種再開の静岡市、県全体の接種率5ポイント下回る 1回目は26.4%

静岡市の会見
「1回目の接種が終わった方が今26.4%ほどいる。これから接種する方が増えることによって、接種率の向上が見込まれると思う」

 静岡市によりますと、接種対象となる65歳以上の高齢者およそ21万9千人のうち1回目の接種を終えたのは16日の時点で5万7千人あまりで、接種率は26,4%でした。全国ワースト5位となっている県全体の接種率は31,48%で、静岡市は県全体をおよそ5ポイント下回っています。

 静岡市では予約が再開した14日に、市役所に希望者が殺到するなどのトラブルがありましたが、現在は予約枠数に空きがあり、トラブルは起きていないということです。

静岡市の会見
「26,4パーセントが今どういう評価というのはできないが、確実に予約枠は取っているので、7月末までに接種できるよう全力でがんばっていきたい」

 静岡県内の17日の新規感染者は33人で、静岡市では県立大学の学生の間で起きたクラスターで、新たに2人の陽性が判明し、累計の感染者は12人となっています。