予約率40%と低調 静岡市の大規模接種、夕方は「空き」多く

静岡県に先立って静岡市でも20日から大規模接種が始まっています。こちらは葵区の「旧静岡マルイ」に設置された会場です。6階で受け付けと問診を済ませた後、7階に上がって接種を行います。7つのブースが設けられ、医師や看護師ら35人が対応にあたります。

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密を避けるために建物の中に入ることができるのは、15分ごとおよそ50人に限られています。予約時間より早く来る高齢者も相次いだため、入り口が混雑しました。

接種した人 70代
「辛いね。日陰がないからね。イスでもおいてくれれば…。立ってるじゃね、1時間も」

原川朋華記者
「開始から2時間が経ち、それぞれの接種ブースでも空きが目立っています」

 現状、高齢者の予約は個別接種に集中しているため、大規模接種の予約には空きが目立ちます。20日から稼働した3会場の26日までの予約数は約7000人分で、予約率はおよそ40%と低調です。

静岡市保健衛生医療統括監 長谷川誠さん
「特に3時すぎになりますと、まだまだ予約枠が埋まっていません。せっかく用意した枠をこのまま放棄してしまうのは本当にもったいないので、ぜひ夕方の予約枠もご利用いただきたいと思っています」
「今のところ接種率が県内でかなり低くなっていますので、ここのところで何とか挽回をしたいと思います」

 高齢者で接種率が26.4%で、県全体の平均を下回っている静岡市。来月4日からは駿河区のツインメッセ静岡でも大規模接種が始まります。