夜の街で新たなクラスター 「130人の客が来た」が名簿に記載されているのは36人 静岡市

 28日、105日ぶりに新型コロナ感染者がゼロになった静岡市。しかし、新たなクラスターが発生しました。

画像: 静岡市会見(6月28日)

静岡市会見(6月28日)

静岡市会見(6月28日)
「このクラスターは葵区両替町のバー「パイザウス」で発生したもの」

 静岡市の夜の街、両替町のバーで起きたクラスター。カラオケはありませんでしたが、女性従業員による接待を伴う店だったといいます。これまでに従業員13人のうち4人が陽性、9人が陰性、そして客1人の陽性が確認されています。市が店名を公表した主な理由は、利用客のすべてが把握できなかったためです。

静岡市会見
「店からは『延べ130人ほど客が来た』という話が聞き取りの中にあったが、実際に名簿が出てきたのはそのうち36人のみということです。それに加えて、どうも常連、よく来る客の名簿はないという話でした」

Q 連絡がつながらないケースはどれくらい?
A「現時点で36人のうち10人だけ連絡がついた」
Q 大半は連絡がつかない?
A「電話は鳴るけど出ない、中には電話すら通じないという人もいるようだ」
 
 期間中に利用したおよそ130人のうち、来客名簿に記載があるのは36人だけで、さらにそのうち連絡がついたのは10人にとどまっています。市によると、従業員は接客時、マスクを着用しておらず、換気も不十分でした。

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「6月17日から6月22日の間に葵区両替町のバー「PAISAUS」を利用された方は、症状がなくても感染している可能性があり、ご本人様のためにも大切な方にうつさないためにも、ぜひ静岡市発熱等受診相談センターにご一報いただけますようお願い申し上げます。連絡先は054ー249-2221(静岡市保健所)です」