黄瀬川大橋の一部が崩落、増水で住宅が川に流される 静岡・沼津市など

 静岡県内では記録的な大雨にみまわれ、東部を中心に土砂災害や発生したり川の増水したりして大きな影響が出ています。沼津市では住宅が流される被害がありました。

画像: 黄瀬川大橋の一部が崩落、増水で住宅が川に流される 静岡・沼津市など youtu.be

黄瀬川大橋の一部が崩落、増水で住宅が川に流される 静岡・沼津市など

youtu.be

 静岡県や警察によりますと、沼津市と清水町を結ぶ黄瀬川大橋の一部が崩落しました。さらにその上流にある住宅1棟が流されたということです。住宅には2人が住んでいましたが、すでに避難していて無事でした

藤井章人記者:「午前7時、沼津市原地区です。ご覧の様に交差点が完全に冠水しています。現在、作業員が車のドライバー1台1台に通行止めを伝えています」

近所の人:「50センチ以上ひいたんじゃないかな。2時半から3時ころ膝までこの辺まであった」

 県内では昨夜からけさにかけて発達した雨雲が流れこみ、記録的な大雨となりました。

 こちらは午前7時ごろの沼津市黄瀬川の様子です。ものすごい勢いで濁った水が流れているのがわかります。

 観測された24時間雨量は浜松市天竜で248ミリ、森町三倉340ミリと観測史上最大となり、御殿場でも392ミリ、富士が326.5ミリと7月としては観測史上最大になっています。

 現在、県内では上から2番目の警戒レベル4が沼津市や伊東市など東部を中心に発表されています。

 また県によりますと、現在、東部を中心に51世帯88人が避難しています。

 今後も土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に注意、警戒が必要です。引き続き、昼前にかけて東部を中心に大雨に警戒してください。

交通情報

 鉄道は、飯田線と御殿場線、身延線、さらに東海道線の熱海~興津間で運転を見合わせています。このほかにもJR各線や伊豆急行の一部で運転見合わせが続いています。また新幹線は運転を見合わせていましたが、10時45分から運転を再開しました。依然としてダイヤに乱れが生じています。

 東名高速道路では大井松田ICから袋井IC間、浜松西ICから愛知県の豊川IC間で通行止め、新東名は新御殿場ICから岡崎東IC間で通行止めとなっています。国道や県道でも県内の広い地域で通行止めが続いています。