再生回数増やそうと増水した川に入り「流されたふり」か…警察官ら40人出動 ユーチューバーを書類送検 静岡県警

 静岡県警は8月4日、ユーチューブの再生回数を稼ぐ目的で、わざと増水した川に入り警察官らを出動させたとして、自称・ユーチューバーの34歳の男を書類送検しました。

画像: 静岡県警

静岡県警

 軽犯罪法違反の疑いで書類送検されたのは、静岡市葵区の自称・ユーチューバーの男(34)です。

 警察によりますと、男は7月3日午前11時半ごろ、自身のユーチューブチャンネルの再生回数を増やして収入を得る目的で、当時大雨で増水していた静岡市葵区の藁科川に流されたふりをして入り、警察と消防合わせて40人を出動させて業務を妨害した疑いが持たれています。

 通行人からの通報で警察官らは川へ駆けつけましたが、到着した時にはすでに男は自力で川から上がっていたということです。

 警察によりますと、男は浮き輪とシュノーケリングマスクを着用して川へ入り、「川に飛び込めばテレビに映像が映って、それをユーチューブに流せると思った」と供述しているということです。

 この日は熱海市で土石流災害が発生したり、沼津市で住宅が流されたりするなど、静岡県内では大雨により大きな被害が出ていました。