マダニに注意を…70代男性が日本紅斑熱に感染 静岡県内今年5例目

 静岡県は熱海保健所管内にある医療機関を受診した70代男性が、マダニが媒介する感染症の「日本紅斑熱」に感染した、と発表しました。男性は県外在住で、8日に発熱したことから10日に医療機関を受診、翌11日に体調が悪化して同じ医療機関に救急搬送された、ということです。

画像: マダニ 提供:静岡県

マダニ 提供:静岡県

 男性にマダニにかまれた自覚はなく経緯は不明ですが、右のももにマダニの刺し口が確認され、マダニにかまれたことにより日本紅斑熱に感染したものとみられています。

 
 静岡県内で日本紅斑熱が確認されたのは今年5例目で、7月には80代の女性が死亡しています。

 静岡県は春から秋にかけて、マダニの活動が活発になるとして、農作業やハイキングなどで野山や草むら、畑に入るときは長袖、長ズボンなどを着用した対策を取るよう注意を呼び掛けています。