衆院選を占う岸田新総裁『初陣』の国政選挙…参院静岡補選

 新政権の誕生を間近に控え、にわかに注目され始めたが、10月、静岡県で行われるある選挙です。

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岸田新総裁(29日):「総裁選挙は終わりました。ノーサイドです。全員野球で自民党が一丸となって衆議院選挙、そして参議院選挙に臨んでいこうではありませんか」

 岸田内閣が誕生して3日後の来週7日、参議院静岡選挙区補欠選挙が告示されます。

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 これは6月の知事選に出馬した岩井茂樹氏の辞職に伴うもので、自民党公認で元御殿場市長の若林洋平氏。

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 無所属で、立憲民主党・国民民主党が推薦する元県議・山崎真之輔氏。

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 共産党公認の鈴木千佳氏の3人が出馬する予定で「与野党対決型」の構図となります。

 参院静岡補選は、岸田新総理のもとで初めて行われる国政選挙。さらに、投票日は来月24日と、衆院選の直前となる見通しです。つまり、岸田新総理の「初陣」であり、直後の衆院選を占う「前哨戦」として全国的に注目されているのです。

自民党静岡県連 野崎正蔵幹事長 「まさに我々にとっては、また新総裁にとっても初陣の選挙になる。そういう意味では、全国からも注目されるが、我々も絶対負けられない戦いだと考えている。新しいリーダーを掲げての選挙となるので、追い風にはなると思っている」

立憲民主党静岡県連 渡辺周代表
「ある意味では初っ端の試金石だから全国で注目されている。静岡県知事選も東京都議選もそうだが、こういう連敗の連鎖が止まれば、ドミノ倒しが止まったと、さぁ、これからとなると、当然自民党は勢いづくだろうし、野党にすれば正直出はなをくじかれることに、衆院選の前哨戦の位置付けとなれば、そこはやはりしっかりと、これは静岡選挙区でなんとか勝てるように努力したい」

 共産党県委員会の山村糸子委員長は、「総裁の顔が代わっても国民の願う政治は実現できない。民意を総結集し、選挙で審判を下す」とコメントしています。