国の登録受けずに輸出した疑いで再逮捕…盗品を保管した容疑で逮捕のベトナム人 静岡県警

 国の許可がないまま医薬品や食料品を不正に輸出したとしてベトナム国籍の男女4人が逮捕されました。窃盗の被害品も輸送していたとみられます。

画像: 静岡県警本部

静岡県警本部

 貨物利用運送事業違反の疑いで再逮捕されたのは、ともにベトナム国籍で、東京都豊島区の32歳の会社役員の男と東京都文京区の38歳の会社役員の男の2人です。

 2人の容疑者はそれぞれ5月から7月ごろに国登録を受けずに、在日ベトナム人などから荷物を受け付け、都内の別会社の名義を使って不正にベトナムに荷物を輸出した疑いが持たれています。2人は窃盗の被害品のカミソリ替え刃や医薬品を受け取り、保管していた疑いで9月に逮捕されていました。

 警察によりますと、2人は別のグループで、それぞれSNSなどを利用して客を集め、医薬品や食料品などの荷物を航空機でベトナムに運んでいたということです。

 また、2人に会社の名義を貸し、荷物を通関させたとして、都内で会社を経営する別のベトナム国籍の男女2人も逮捕されました。

 警察は2人がベトナムに送った荷物には、窃盗被害品も含まれていたとみて捜査しています。警察は4人の認否を明らかにしていません。