【静岡5区】自民入り目指す無所属・細野豪志氏 「政治生命をかけた最大の決戦」

 無所属で自民党入りを目指す細野豪志氏。静岡県三島市の三島大社前で開いた出陣式には、大勢の支援者が集まっていました。

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【静岡5区】自民入り目指す無所属・細野豪志氏 「政治生命をかけた最大の決戦」

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三島市 豊岡武士市長:「必ず当選した暁には自民党の本部から、これだけ優秀で実績があって、そして見識のある方でございますので、必ず入党のオファーがあるものと私は確信している」

 細野氏は第一声で、改めて「自民党に入りたい」と明言しました。

無所属・前 細野豪志氏(50)(演説) :「私は自民党入りをしたいと考えている、しなければならないとも思っている。自民党にはない経験を持っている私が、その経験を政権の中、与党の中で生かすことによって、安全保障に万全を期す国家を作りたい。そのために自民党入りが必要だ。ご理解いただけませんか、皆さん(拍手)。この選挙戦を通じて私 細野豪志に対しては激しいいろんな批難や批判、場合によっては誹謗中傷も来るでしょう。その全ての声を私は受け止めますから、堂々とこの選挙戦を戦い切りたいと思います。政治生命をかけた最大の決戦である。どうぞ皆さんよろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手)」

 陣営によると、細野氏の決断に、民主党時代からの支援者で離れていった支援者もいる一方で、理解を示す支援者も多かったといいます。

無所属・前 細野豪志氏(50)(取材に):「ありがたいですね、ピンチだから皆応援してくれるのだと思います」

「逆風」「大きなハンデ」…危機感を強調

富士市(19日夜)

有権者:(拍手で出迎え)「細野さーん」
細野氏:(グータッチとお辞儀) 

 富士市での演説会では、選対幹部が危機感を強調しました。

富士市選対本部 井出勇次本部長:「細野豪志にとりましては、相手候補の派閥の長が総理総裁に就任したということで、甘利幹事長が誕生し、相手候補が自民党の公認候補。非常に逆風が吹いている」

 細野氏はこれまで選挙期間中、地元にいることはまれで、全国の他候補の応援に駆け回り、選挙区を留守にすることがほとんどでした。

無所属・前 細野豪志氏(50)
「私が選挙の初日に入れるということは情勢が厳しいということであります。もう1つ感じているのは無所属はしんどい。初体験です。あらゆる状況は不利」

 無所属の候補者は、政見放送ができないほか、ビラやハガキの配布数が制限され、選挙事務所も1カ所に制限されます。

無所属・前 細野豪志氏(50)
「その1カ所は皆さん、私は、ここ富士に置くことにした。なぜなら、ここがまさに静岡5区の主戦場だと考えたんですよ。大逆風の選挙、皆さんの力を借りて乗り越えたいと思います。どうぞみなさんよろしくお願い申し上げます。(拍手と声援)」

 細野氏は今回の選挙で敗れた場合、「政界を引退する」と表明しています。

無所属・前 細野豪志氏(50)
「政治生命をかけたということなんですよ。野党で長くやってきて、自民党入りを目指すということはね、これは並大抵のことではない。皆さんに最後は決めてもらおうと。しかし、政治家としてまだやり残したことがあるんですよ。それをやらせてもらえませんか? 皆さんいかがでしょうか?」(拍手)

「豪志!」「豪志!」「豪志!」「豪志!」

無所属・前 細野豪志氏(50)(取材に)
Q.きょう回ってみていかがですか?

A.「まあ私、地元にいて選挙やるの12年ぶりなんですよ。本当に久しぶりなんで、そのありがたさが身に染みる」

 一方で、無所属で戦うことの厳しさも感じたといいます。

無所属・前 細野豪志氏(50)インタ
「やっぱり、すごく大きなハンデですよね。ただ、まあ、逆にそのハンデがあることで、陣営がみんな燃えてね。これを乗り越えようということで、すごくやってくださってるので、それはすごくありがたいんですよね」

 静岡5区に立候補しているのは、無所属前職の細野豪志氏、立憲民主党新人の小野範和氏、自民党前職の吉川赳氏、諸派新人の千田光氏です。