参院静岡補選は立憲・国民推薦の山崎真之輔氏が自民候補に競り勝つ 「巨大与党に立ち向かう厳しい道のりだった」

 参議院静岡選挙区の補欠選挙は、無所属で立憲民主党や国民民主党が推薦する山崎真之輔氏が自民党公認候補を破り、初当選を果たしました。

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参院静岡補選は立憲・国民推薦の山崎真之輔氏が自民候補に競り勝つ 「巨大与党に無所属の人間が立ち向かう厳しい道のりだった」

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山崎真之輔氏
「巨大与党に対して無所属の一人間が立ち向かう、大変困難で厳しい道のりではありました。これは私の勝利ではなくて県民皆さんの勝利だと思っています。ぜひ喜びを分かち合えれば、と思っています」

 山崎氏は40歳。浜松市議会議員や県議会議員をあわせておよそ15年務めました。

 今回の選挙期間中は、推薦した立憲民主党の枝野代表や国民民主党の玉木代表に加え、静岡県の川勝平太知事がたびたび応援に入りました。

 6月の知事選挙では、山崎氏が川勝知事の選対本部に加わるなど近い関係にあり、リニア新幹線建設に伴う大井川の水問題を争点に上げるなど、知事選挙の延長と位置づけて戦う姿勢を見せていました。

 一方、自民の若林洋平氏は前御殿場市長としての行政経験をアピールしたほか、岸田総理が告示日と終盤の2度、県内入りするなど党幹部による手厚い応援を受けましたが及びませんでした。

 今回の参院補選は、新型コロナウイルス対策や経済政策などを巡って論戦が交わされ、31日投開票の衆院選の前哨戦として注目を集めました。

 投票率は45.47%で、2年前の参院選を4.89ポイント下回りました。