静岡県・川勝知事がコシヒカリ発言撤回 謝罪会見のやり取り(1) 12日の定例会見で県民に謝罪

 静岡県の川勝平太知事が、参院静岡補選の応援演説で、相手候補が市長を務めていた御殿場市を揶揄するような発言をした問題で、知事は10日、御殿場市長に謝罪し、発言を撤回しました。10日夜には、謝罪会見に臨みました。

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Q.川勝知事はコシヒカリ発言をめぐって、先ほど御殿場市役所で勝又市長と面会した。面会ではどのようなことを言ったのか?

A.御殿場市民の方々の心を傷つけた。そして、また不快な思いをさせた。私の記者会見を聞いた市長が、コメントで「公の場での謝罪がなかった」というコメントを出して驚いて、何とか市長もお目にかかりたいと思った。

 それで、御殿場の市民の方たちを傷つけるつもりは全くありませんので、傷つけたことは誠に申し訳ないと素直に陳謝しました。そしてまた傷つけた発言は全部撤回すると申し上げた。

 そして、この件についてぜひ公の場で皆さんに語ってほしいと言われたので、金曜(11月12日)に定例の記者会見が予定されているので、その時に申し上げることでいいかと聞いたら、そうしてくださいということになった。

12日の定例会見で改めて県民に謝罪

Q.今回の発言は御殿場市民を含めてだが、県民に知事としてこんなこと言っていいのかとか、知事として恥ずかしいなど多くの方が思っていると思うが、県民に向けたメッセージや謝罪は?

A.これはもちろんあります。金曜の公式の記者会見で申し上げるという約束。

Q.今こうしてカメラがあるし、我々も集まっているが、この場でいま言ったような謝罪などを知事の言葉で言った方がいいのではないか?

A.分かりました。それは市長ならびに議長にそのように約束したので、今そう言ったが、御殿場の市民、並びに御殿場市、また県35市町、そして県民の方々、今回の私の発言で不快に思われて、また傷ついた方、心配されている方がいると重々承知していて、誠に申し訳なく思っている。ごめんなさい。そして、ああいう激しい選挙戦での発言は撤回します。

(11月10日の会見より)
(2)に続く…next Q.過激な言動があるが、謝罪に応じない印象を受けるが