「原告の訴えの棄却を求める」被告の御殿場市は争う姿勢 中学生いじめ訴訟で第1回口頭弁論 静岡地裁沼津支部

静岡県御殿場市の中学校に通っていた男子生徒が、いじめを受け学校の対応が不適切だったとして、慰謝料などを求めている裁判の第1回口頭弁論が開かれ、被告の御殿場市は争う姿勢を見せました。

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「原告の訴えの棄却を求める」被告の御殿場市は争う姿勢 中学生いじめ訴訟で第1回口頭弁論 静岡地裁沼津支部

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 御殿場市を相手に慰謝料などを請求する訴えを起こしているのは、市内の公立中学校に通っていた16歳の男子生徒です。訴状などによりますと、2018年6月、当時中学1年生だった男子生徒は、同級生に学校の外階段から突き落とされてケガをしました。その後、学校や教育委員会に「いじめ」を訴えたにもかかわらず適切な対応をとらなかったとして、御殿場市に慰謝料など605万円の損害賠償を求めています。

 8日開かれた第1回口頭弁論で、被告の御殿場市は「原告の訴えの棄却を求める」という内容の答弁書を提出し、争う姿勢を見せました。市側は事実関係を確認したうえ、次回の裁判で細かい見解を述べるとしています。この問題で御殿場市教育委員会は、外部の有識者による第三者委員会の設置を進めています。