【新型コロナ】上昇続ける「病床使用率」…6割の医療機関が一般病棟の稼働率8割超 医師・看護師の休職も106人 静岡県

 これまでにない急速な感染拡大によって、静岡県内の病床使用率は右肩上がりです。25日時点で県全体では38.4%、地域別では西部で50.3%、東部で44.4%、中部で21.5%となりました。重症患者は県全体で2人、重症病床の使用率は4.1%です。

 静岡県のまとめでは新型コロナ患者を受け入れている県内の医療機関のうち、すでに6割余りの病院でコロナ病床を含む一般病床の稼働率が8割を超えています。冬場に増える疾患を背景に、通常医療においてもひっ迫が始まっているのです。(25日時点)

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 また、直近では病院におけるクラスターが相次いでいて、新型コロナ感染によって休職している医師や看護師は25日の時点で県全体で106人にのぼっています。  今後、感染者の受け皿として需要の高まりが見込まれるのが宿泊療養施設です。25日時点の県内の宿泊療養者は328人、7つある施設全体での使用率は37.7%となっています。

 こうした中、県は26日、新たな宿泊療養施設を島田市の「カンデオホテルズ静岡島田」に開設すると明らかにしました。運用は28日からで、部屋数は103室を備えます。