「のどの細胞が全部やられているような痛さ」 新型コロナ感染後、体調回復した医療従事者が自宅療養を語る 静岡県

重症化しにくいオミクロン株の特性もあり、静岡県内で増加しているのが自宅療養者です。県内の自宅療養者数は13日時点で、1万2473人となっています。

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ワクチン接種3日後に感染が判明…ただ「申し訳ない」

Q.今は症状は特にない、前と同じに戻っている状況?

県東部在住 医療従事者
自宅療養患者(50代)Aさん:「そうですね。もうほとんど戻っていて、たまにせきが思い出したように出ることはあるんですけれど。鼻も通って、のども痛くなく、何でも食べられるようになりました」

こう話すのは静岡県東部に住む、新型コロナに感染して自宅療養している50代の女性(Aさん)です。この日が自宅療養期間の最終日で、体調が回復したため、番組の取材に応じてくれました。女性は医療従事者として病院に勤務していて、今月1日に3回目のワクチンを接種。感染が分かったのは、その3日後のことでした。

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Aさん:「3回目のコロナワクチンを接種したその日に、接種してから2時間後ぐらいに熱が出てきまして。副反応だと思って様子を見ていたんですけどなかなか熱が下がらず。その翌日になってもまだ熱が下がらず、のどの痛みが出現してきたので『おかしいね』っていうことで受診に至りまして。発症してから3日目に検査の結果がわかりまして、陽性だったということになりました」

Q. 陽性と知った時の心情は?

Aさん:「とても気を付けて生活をしていたつもりだったんです。本当にどこで感染したのか全く分からない状況だったんですね。もうただ、申し訳ない。一番最初に思ったのは申し訳ないです」

薬を飲むために水を飲むこともためらわれる“のどの痛み”

ワクチンを接種した当日には熱が38℃を超え、激しいのどの痛みに襲われたといいます。

Aさん:「普通のかぜで扁桃腺が腫れたとかっていう時にゴクンって何かを飲み込む時に痛くなるんですが、それの10倍ぐらいというか、もう本当にのどの細胞が全部やられているようなイメージの痛さに変わっていきまして。それは4日間ぐらい続きましたね。その痛みは本当に薬を飲むために水を飲むこともためらわれるような大変な痛みでした。本当につらかったです」

画像: 薬を飲むために水を飲むこともためらわれる“のどの痛み”

陽性と分かった翌日に保健所から連絡があったそうです。

Aさん:「事情を説明すると、『では、自宅療養です』と言われまして。発症したのが2月1日だったので『11日まで自宅療養期間です』というふうに説明がありました。『県の健康観察窓口というところからも電話がかかってきますよ』と言われていて。その電話はちょっと周りがざわざわしている中で、ああ、きっと大変なんだなという中での電話でした。ただ、そちらの方もものすごく丁寧で、本当に一人一人に細かく対応してくださるという感じは伝わってきました」

Q.軽症なのか中等症なのか、あるいはオミクロン株なのかは知ることができる?

Aさん:「オミクロン株であるかどうかについては全く分からないです。『あなたは軽症です』、『重症です』、そういう話も特にはなく、ただ『あなたは自宅療養ですよ』という話で」

ありがたい…自宅療養者を支える行政の支援物資

自宅療養中に血中の酸素濃度を測るパルスオキシメーターの貸し出しと、トイレットペーパーやマスクなどの日用品とセットになった県の食料支援を受けたそうです。女性は一人暮らしで、こうした支援が療養生活の支えとなりました。

Aさん:「大変きめ細やかといいますか、かゆいところに手が届くような、あれも食べたいだろう、これも飲みたいだろうっていうふうにすごく考えられた支援物資でした。大変ありがたかったです」

画像: ありがたい…自宅療養者を支える行政の支援物資

女性はきょうから仕事に復帰したといいます。

Aさん:「やはり、かかってみて初めて、『もう少し情報をきちんと聞いておけばよかったな』というのは思いましたし。患者さんが悪い方向に悪い方向にいく報道をやはり目にするので。この病気は決して治らない病気じゃないんだっていうことを認識できたので、それは大きな財産というか、経験になったと思います」