「これは犯罪。雲隠れはあり得ない」　１８歳女性と飲酒疑惑の吉川議員に地元自民党支部も「議員辞職」求める上申書　静岡

自民党富士市富士支部　稲葉寿利幹事長：「多くの方が吉川赳氏を地元の代議士として自信と責任を持って応援してまいりましたが、私たち富士市富士支部党員ばかりではなく、応援をいただいた市民、県民、国民を裏切る行為を許すわけにはいきません。吉川赳衆院議員に辞職勧告をすることを６月１６日木曜日、総務会にて決定いたしました。自由民主党静岡県支部連合会にその旨を上申します。是非よろしくお願いします」

　地元の自民党支部から、怒りの申し入れです。

「記事を見て愕然とした」

自民党富士市富士支部　前島貞一支部長：「私はあの記事を見まして愕然としました。現状、姿を見せないということ、さらに私は非常識極まるということで、本当に無念でならない。その一言です」

　１８歳の女子大学生に酒を飲ませ、現金４万円を渡したなどと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員。９日を最後に公の場に姿を見せておらず、１週間以上雲隠れが続いています。

Ｑ．今の時点でも本人と連絡はとれていない？

前島貞一支部長：「我々のところへ一つとして詫びの電話もない。迷惑かけたという言葉もない。何を考えているのかなと。いち早く、１時間でも早く、１日も早く皆さんの前に出て謝罪するのが当然だと私どもは思っている」

「常識的にみてこれは犯罪」

稲葉寿利幹事長：「常識的に考えて、これは犯罪だと思います。当然参議院選挙にも影響するだろうということから、今回こういう行動に出させていただきました。この事件によって、自民党はもう嫌だよという党員の方も出てきているのは事実。こんな大きな問題を起こしておいて、雲隠れとはありえない」

Ｑ．本人がはっきり説明できることだと思うが、報道されてから一週間以上経つ。それはどういう思いで見ている？

Ａ．「どういう思いと言われても、あそこまで写真を撮られて裏も取られている中で、もう事実だと我々は認識している」

　吉川氏を長年支えてきた、地元支部からの辞職勧告の申し入れ。すでに吉川氏への「辞職勧告」を決めている、自民党県連の良知幹事長は―

自民党県連　良知淳行幹事長：「地元の声として、これまで本当に必死に支えてこられた党員の皆様には、こういった非常につらい言葉を受けまして、私としては本当に申し訳ない…」