夏の静岡大会直前コラム。第2回はこの夏に見て欲しい有力選手を紹介します!

プロ注目の安西と原崎

 まずは投手から。筆頭は大型右腕の安西叶翔(常葉大菊川・3年)。スリークオーター気味の角度からストレートは常時140キロ台中盤で、最速は148キロをマークします。投手として完成していない荒削りさも魅力で、プロのスカウトからの評価が上がっています。

画像: 安西叶翔(常葉大菊川・3年)

安西叶翔(常葉大菊川・3年)

 左腕では原崎翔陽(駿河総合・3年)。身長187センチで腕の振りがしなやかな原石。130キロ台中盤のストレートでも、打者の手元での伸びがあり、球速以上の速さを感じるタイプです。

 春の県大会を制した浜松開誠館のエース・山口祥吾(3年)は安定感抜群の好左腕。ストレートと変化球のコンビネーションが良く、大崩れすることがないです。

 春は不調に苦しみましたが、吉田優飛(静岡・3年)もプロ注目の大器。パワフルなフォームから、指にかかったときの剛球は絶品です。一方で強打者としてもチームに貢献し、レフト方向中心に豪快な本塁打を放ちます。

 140キロ台前半のキレのあるストレートを投げ込む大橋建仁(静岡商・3年)と細窪優良(浜松工・3年)、将来性のある田村勇翔(島田商・3年)と孫俊郎(島田樟誠・3年)の左投手も見逃せません。

打って、守って、楽しみな野手が目白押し!

 右のスラッガーとして、この春一躍名前が挙がったのが静内龍之介(浜松開誠館・3年)。鋭いスイングから猛烈な一撃を放ち、高校通算25本塁打(5月下旬現在)を記録しています。俊足と強肩も持ち味。走攻守の三拍子が揃う逸材です。

画像: 静内龍之介(浜松開誠館・3年)

静内龍之介(浜松開誠館・3年)

 勝又瑠偉(富士宮東・3年)は伸びしろのある大型遊撃手。シュアな打撃で外野の間を破り、50m5秒8の俊足で塁上を駆け抜けます。春の県大会では静岡商撃破に貢献。夏にかけてパワーアップし、本塁打数が一気に増えています。

 センバツにエースとして出場した松永陽登(日大三島・3年)は野手としての評価が高いです。シュアな打撃で広角に打ち返し、ツボにきたときはどこまでも飛ばします。

 1年夏の甲子園交流試合で「令和の牛若丸」と評された太田圭哉(加藤学園・3年)は凄まじいスピードを披露します。一歩目のスタートが早い守備が見どころで、ギリギリの打球に追いついてアウトにします。

画像: 太田圭哉(加藤学園・3年)

太田圭哉(加藤学園・3年)

 捕手では久松凌大(御殿場西・3年)の強肩が必見。飛び出した走者をことごとく刺します。また、鈴木叶(常葉大菊川・2年)は下級生ながら、すでに全国レベルのポテンシャルを持つ捕手で、来年のドラフト候補に挙がってくるでしょう。

 昨夏甲子園に出場した静岡の山岸廉尊(3年)、山本和輝(3年)の三遊間コンビ、左の強打者・近藤爽太(浜松工・3年)、身長189センチ体重100キロの巨漢スラッガー・池谷龍(焼津中央・3年)も期待の選手です。

著者 栗山司
くりやま・つかさ 1977年、静岡県生まれ。スポーツライター・編集者。雑誌『野球小僧』の編集者を経てフリーに。2012年に地元・静岡に根差した野球雑誌『静岡高校野球』を自費出版で立ち上げ、年2回発行。ブログ『静岡野球スカウティングレポート』(http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/)でも県内の野球情報を発信する。
「静岡高校野球2022夏直前号」は6/22発売。お求めは静岡県内書店にて。

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