4人焼死の工場火災から2年 調査結果いまだ非公開

消防士と警察官合わせて4人が死亡した静岡県吉田町の工場火災から5日で2年です。
吉田消防署などでは関係者が殉職した職員を悼みました。

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焼死の工場火災から2年 調査結果いまだ非公開

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「黙とう」

午前、静岡市消防局管内の5つの市と町の首長らが殉職した消防士らを追悼しました。

●静岡市 田辺信宏市長 
「あの日から2年が経ちました。改めて哀悼の意を表するとともにお悔み申し上げたいと思います」

おととし7月5日未明、吉田町川尻の日用品メーカー「レック」の工場で火災が発生。
現場の状況を確認するため工場内に入った、消防士3人と警察官1人が爆発に巻き込まれ、亡しました。
現場の工場跡地には慰霊碑が建てられていて5日にはレックの関係者も慰霊式を行いました。

●貝方士利浩 専務
「4人の尊い命がなくなってしまったことは今でも痛恨の極みです。
従業員に対して無事故と絶対安全でいこうと語り継いでいく。
そういう体制をしいていく。
意識づけをしていくことに全力をあげていきたい」

この火事をめぐって静岡市は専門家らによる事故調査委員会を設置し、火災の経緯や原因について調査してきました。
その後、委員会がまとめた報告書が市に提出されましたが、「県警による捜査」を理由に非公開が続いていて、火災のはっきりとした原因はいまだ分かっていません。