浜松市博物館で紛失していた収蔵品3点が館内で発見…価値が高い「浜松城二の丸絵図」が見つかるもいまだ2点の所在は不明

去年、浜松市博物館で紛失が明らかになった収蔵品について、一部が見つかったことが分かりました。

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浜松市博物館で紛失していた収蔵品3点が館内で発見…価値が高い「浜松城二の丸絵図」が見つかるもいまだ2点の所在は不明

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 浜松市は去年11月、博物館で収蔵していた総額およそ370万円分の絵図など6点を紛失したと発表していました。その後、このうち1点は別の収蔵庫から見つかっていましたが新たに、特に価値の高い「浜松城二の丸絵図」を含む3点が見つかったということです。

 3点は16日に博物館の職員が収蔵庫内で大型の収蔵品を移動させたところ風呂敷に包まれた状態で見つかり、破れや汚れはありませんでした。

 博物館は5月から収蔵品およそ9万点の一斉点検を2年がかりで進めていますがいまだ書簡など2点が紛失したままです。

浜松市市民部文化振興担当 嶋野聡部長「他の2点も中にまぎれている可能性は高くなったのかなと思っています 8月からは委託業者にも入ってもらっているのでそういったなかで発見できるといいと思っています」

 この問題をめぐっては職員が紛失を認識しながら虚偽の報告をしていたことなどずさんな管理体制も明らかになっていて、有識者らによる再調査委員会が紛失原因の究明を進めています。