牧之原市バス置き去り死亡事件 保護者説明会で再発防止策など報告 来月3日園再開

バスに置き去りにされた3歳の女の子が死亡した静岡県牧之原市の川崎幼稚園が来月3日に再開することが23日の保護者説明会で報告されました。

 牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」では3歳の女の子が送迎バスに置き去りにされ、熱射病で死亡しました。

 事件の2日後に開かれた保護者説明会は体調不良者が相次ぎ、中断されていて、23日午後3時から会場を幼稚園から市内の別の場所に変えて再開されました。

 説明会では園側が事件の発生原因を説明し、送迎バスのマニュアルを新たに策定したことを報告。

 具体的な再発防止策として、登園時刻に不在の園児は保護者への連絡を徹底することや外出時には複数の職員による人数確認を合わせて4回行うことなどが説明されました。

 今後の園の運営について、増田多朗新理事長は「再開に非常に厳しい意見もあったが、再開してほしいとの要望も多数あった」などとして、来月3日から園を再開することを明らかにしました。

 説明会はおよそ2時間で終了。事件当日にバスを運転していた増田立義元園長はカウンセラーから精神的な状態を理由に公の場に出ないように指導されたとして欠席したということです。

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