掛川市でも「再稼働容認」が初めて上回る…浜岡原発についての市民意識調査

 今年度、静岡県掛川市が行った市民意識調査で、浜岡原子力発電所の今後について、再稼働容認の回答が廃炉や停止を上回りました。

画像: - YouTube youtu.be

- YouTube

youtu.be

 浜岡原発から31キロ圏内に大部分が入る掛川市では、5月に無作為で選んだ2500人の市民を対象にアンケートを実施しました。その結果、浜岡原発の今後について「廃炉や停止にしたほうがよい」が32・6パーセント。「安全が確認できれば再稼働したほうがよい」が41・3パーセントとなり、2013年度の調査開始以来、初めて再稼働容認が上回りました。

 今回のアンケート結果について、久保田崇市長は「電気代の高騰と物価の上昇が生活を直撃したために、再稼働の回答につながったと感じる」「安全性が担保できれば再稼働へと考える市民が多くいることは、重く受け止めなくてはいけない」と話しました。

 今年度は菊川市や牧之原市の市民調査でも、同じく再稼働容認が上回る結果が出ています。