ジュビロ2選手が感染…選手・スタッフ57人検査し1人陽性 地元では「戻ってきたらゴール決めて」 静岡・磐田市
ジュビロは、エースストライカーの小川航基選手と舩木翔選手の2人が、新型コロナウイルスに感染したと、きのう発表しました。そしてきょう、選手や関係者ら57人がPCR検査を受けた結果、トップチームのスタッフ1人が「陽性」だったと明らかにしました。
午前中に予定されていた全体練習は午後に変更。他の選手に感染が広がっていないことを確認してからの再開となりました。あさっての愛媛戦を開催するかどうかは、まだ決まっていません。
背番号9をつける小川選手は、ここまでチームトップ10得点のルキアン選手に次ぐ9得点をマークしています。
8月にゴールを決めた際には、自らの活躍がJ1昇格に不可欠とエースの自覚を口にしていました。
小川選手:(8月):「僕が(ゴールを)決めないことでチームが苦しくなるのは間違いないので、ようやく決められてホッとしている」
クラブによりますと、2人は先月25日、ホームで群馬戦に出場し、試合後、知人と接触しました。
その知人が新型コロナに感染したことが、おととい分かったため、小川選手と船木選手は試合のため滞在していた徳島県でPCR検査を受けた結果、きのう「陽性」が判明しました。クラブは2人を試合会場には移動させず、宿泊先に隔離しました。どちらも、症状はないということです。
ヤマハスタジアムのすぐ近くにある飲食店「道」。試合当日に多くのサポーターが利用するだけではなく、新型コロナ拡大前は、選手もよく訪れていたといいます。
飲食店「道」の店主:「この前のホーム戦のときからだいぶサッカーのお客が増えている。選手が感染したときにお客さんがどうとらえるか。飲食店をやっている以上、磐田のお客さん事情、日曜日にホーム戦があるので、どうなるかという心配もあるし、他のチームみたいにこれから何人ジュビロで増えるのか、心配」
売り上げへの影響も心配ですが、それを上回るのが、選手たちへの思いです。
飲食店「道」の店主:「正直言ってサッカーが好きというよりジュビロが好き。僕にとっては全てかな。良くなってチームに戻ってきたらゴールに決めてもらって、活躍してもらいたい」
残りは11試合。J1昇格の2位まで勝ち点差18の8位と負けられない状況の中、緊急事態に直面しています。