2キロにわたって逆走し正面衝突か…逆走に気付かなかった可能性も 静岡・裾野市の6人死傷事故

 静岡県裾野市の国道バイパスで車2台が正面衝突し、軽乗用車の男性2人が死亡した事故で、軽乗用車側が2キロにわたって逆走していたことが分かりました。

画像: 2キロにわたって逆走し正面衝突か…逆走に気付かなかった可能性も 静岡・裾野市の6人死傷事故

 19日未明、裾野市富沢の国道で軽乗用車と乗用車が正面衝突しました。軽乗用車を運転していたフィリピン国籍の48歳の会社員の男性と同乗者の50歳の男性が死亡。乗用車側の男女4人が重軽傷を負いました。

各務実来記者:「軽乗用車はこの道路を上り、バイパスに入ったとみられています」

 捜査関係者によりますと、ドライブレコーダーを解析したところ軽乗用車は裾野市桃園の流入口から入り、分離帯がある片側2車線の左側の車線を500メートルほど走って路肩に停止した後Uターン。そのまま追い越し車線をおよそ2キロメートル逆走し、乗用車にぶつかったとみられることが新たに分かりました。

 運転していた男性は日本の免許を取得していましたが、警察は当時、周囲が暗かったことや交通量が少なかったことなどから、男性が逆走に気付かなかった可能性があるとみて調べています。