近畿日本ツーリスト静岡支店の男を詐欺の疑いで逮捕 焼津市と掛川市から2億2000万円以上をだまし取った疑い

旅行大手の近畿日本ツーリストが自治体に業務委託料を過大請求していた問題で、静岡支店の社員が逮捕されました。

画像: 静岡支店の家宅捜索 6月

静岡支店の家宅捜索 6月

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、近畿日本ツーリスト静岡支店の社員の男(57)です。

男は掛川市と焼津市から請け負った新型コロナワクチンのコールセンター業務で、オペレーターの人数を水増しするなどして、合わせて2億2000万円以上をだまし取った疑いが持たれています。

警察は男が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。

近畿日本ツーリストは、全国86の自治体に最大14億7000万円の過大請求をしていたことが明らかになっていて、これまでに大阪の元支店長ら3人も逮捕されています。

近畿日本ツーリストは、「この度は、多大なるご迷惑とご心配をお掛けして申し訳ございません。引き続き警察の捜査に全面協力してまいります」とコメントしています。