「ランサムウェアの発信源になっている」 80代男性が680万円だまし取られる 静岡・東伊豆町
静岡県東伊豆町に住む高齢男性が、複数回に渡り、合わせて680万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、3月31日、東伊豆町に住む80代の男性の携帯電話にNTTを名乗る男から「ご利用料金について話がある」とメールがあり、男性がメールに記載された電話番号に電話したところ、「アダルトサイト利用料金の未払いがあるので、払ってほしい」などと言われ、自宅からインターネットバンキングサービスを利用して、指定された銀行口座に80万円を振り込んだということです。
その後、3日までに複数回に渡り、男性の携帯電話に日本ネットワークセキュリティ協会や警察などを名乗る男らから電話があり、「あなたの携帯電話が乗っ取られてランサムウェアの発信源になっている。被害者が出ており弁済金が多額である。サイバー保険に入って保険料を支払えば、被害額を補償できる」などと言われ、指定された口座に複数回に渡って600万円を振り込み、だまし取られた、ということです。
5日、不審に思った男性が、警察に「お金は本当に返ってくるのか」と相談し、事件が発覚しました。
被害額は合わせて680万円で、警察は「最近、ランサムウェアを用いてお金を要求する事案が増えている。身に覚えのないお金は振り込まないように」と注意を呼びかけています。