土石流災害めぐる民事訴訟 遺族らが静岡県と熱海市を提訴へ 裁判は併合審理の方針に

静岡県熱海市の土石流災害の民事訴訟で、遺族らが熱海市と県を提訴する方針を明らかにしたことから、今回の裁判と併合して審理される方針が確認されました。

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土石流災害めぐる民事訴訟 遺族らが静岡県と熱海市を提訴へ 裁判は併合審理の方針に

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 この裁判は2021年7月の熱海市土石流災害の遺族らが、崩落の起点となった盛り土の前と現在の所有者らに58億円余りの損害賠償を求めているものです。5月に行われた第一回口頭弁論では被告は、いずれも請求の棄却を求め全面的に争う姿勢を示しました。6日は双方の弁護人が出席し、今後の裁判の方針などが非公開で話し合われました。
 弁護人によりますと原告側が8月、熱海市や県を相手取り損害賠償を求めて提訴すると明らかにしたことから、今回の裁判と併合して審理される方針が確認されました。これにより、熱海市が原告側として裁判の補助参加を希望している件については保留となりました。
 また土地の元の所有者の代理人が初めて出席し、請求の棄却を求める準備書面を提出しました。次回の口頭弁論は9月28日に行われます。