開幕2連勝を狙う渡邉彩香「相性のいいコース」首位に6打差で最終日へ 静岡・熱海市出身
<国内女子ゴルフツアー:NEC軽井沢72>◇第2日◇15日◇長野・軽井沢72GC北(6710ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
静岡県熱海市出身で開幕2連勝を狙う渡邉彩香(26=大東建託)は、3バーディー、1ボギーの70でまとめ、通算2アンダーの37位で予選を通過した。今大会は、新型コロナウイルスの影響でツアー開幕戦から約2カ月ぶりの開催となり、第1日の渡邉はパットに苦しみ、イーブンパーの47位だった。
首位で通算8アンダーの後藤未有、西郷真央とは6打差。逆転での開幕2連勝は容易ではない。しかし、今大会前、渡邉は静岡朝日テレビ「スポーツパラダイス」の取材に「ティーショットの調子がすごく良くなって、120ヤードから下くらいの距離が残ることがすごく多くなって、そこでもう少し精度を高めて、バーディチャンスを多く作りたい」と話し、最新の計測機器を使ってウェッジショットの練習を重ねていることを明かした。昨季途中からスイングを修正し、長く続いたスランプを克服。6月の開幕戦アース・モンダミン・カップで、約4年7カ月ぶりの復活優勝を飾り、今大会については「アルバトロス(2015年大会第2日16番パー5)を取ったことがあって、勝手に相性がいいと自分も思っています」と話していた。残り1日。そのプラスイメージを働かせ、巻き返しを狙う。