有罪判決隠し勤務続ける…消防局課長が3年前のスピード違反で「失職」 静岡市

 11月にバイクで酒気帯び運転をして逮捕された静岡市消防局の50代の課長の男性が、3年前に車でスピード違反をして、懲役刑が確定していたことが分かり、消防局は15日、3年前にさかのぼって男性を失職とした、と発表しました。

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 失職となったのは、静岡市消防局の50代の課長の男性です。発表によりますと、男性は2019年2月、名古屋市で最高速度50キロの道路を乗用車で128キロで運転し、19年10月に懲役3カ月執行猶予3年の有罪判決が確定しました。

 地方公務員法では、禁錮以上の刑に処せられた時には、職を失うとされていて、男性は刑が確定した2019年10月にさかのぼって失職しました。

 男性はそれを隠して勤務していましたが、今年11月、静岡市内でバイクで飲酒運転をした容疑で警察に逮捕されました。消防局の職員が男性に接見した際、3年前のスピード違反を打ち明けられ、検察庁に照会して、事実と確認した、ということです。