マラソン大会出場後に岸壁から海に転落…3年後に死亡 「主催者側に過失」静岡・焼津市などに3960万円支払い命じる 静岡地裁

 静岡県焼津市の焼津みなとマラソンに参加した女性が海に転落し、3年後に死亡した事故で、静岡地裁は焼津市などに3960万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

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マラソン大会出場後に岸壁から海に転落…3年後に死亡 「主催者側に過失」静岡・焼津市などに3960万円支払い命じる 静岡地裁

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 判決によりますと、2014年に行われた焼津みなとマラソンに参加した20代の女性は、5キロを完走した後、岸壁付近から海に転落し病院に搬送されましたが、2017年に敗血症で死亡しました。

 増田吉則裁判長は、現場付近は転落防止柵などが設置されておらず、主催者が委託した警備員が見通しの良い場所にいたのにも関わらず事故を防げなかったとして、主催者側の過失を認めました。そのうえで、「海に転落して溺れたことによって心肺停止に陥った」として、焼津市などにおよそ3960万円の支払いを命じました。