土石流発生から72時間経過…懸命な捜索活動続く 流れ出る水が救助作業の妨げに 静岡・熱海市
難航する捜索活動。静岡県熱海市での大規模な土石流が起きてからきょう6日で4日目を迎えました。
宮﨑玲衣アナウンサー(熱海市伊豆山地区 午前10時半ごろ):「土石流の発生から丸3日、生存確率が下がると言われている72時間が経ちました。今も現場では懸命な捜索活動が続いています」
その妨げとなっているのが…。
片山真人アナウンサー
「依然として上空からも確認できますが、起点の部分から水は流れています、この水も捜索活動、救助作業を妨げる一因となっています」
そうした中、きょう新たに安否が確認できていない人が発表されました。
静岡県危機管理部 杉山隆通危機報道官
「熱海市の伊豆山の災害の安否不明者名簿について、警察に入った通報分の名前を公表したい。本日11時現在、5名です」
この5人は警察に寄せられた通報にもとづくもので、氏名が公表されました。5人の中には熱海市在住でない人も含まれているということです。これで県が発表した24人とあわせて、安否不明者は29人となりました。この他に県警には、公表の承諾が得られていない6人の情報が寄せられたといいます。
これまでに女性4人の死亡が確認された熱海市での土石流被害。必死の捜索活動が続く中、あすからは被災地に再び大雨の恐れも出ています。