静岡県立こども病院で医療事故 生後3カ月の赤ちゃんが薬剤取り違えで死亡

静岡県立こども病院で、生後3カ月の赤ちゃんの小児がんの治療の際に医療事故があったと発表がありました。赤ちゃんはその後死亡しました。

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静岡県立こども病院で医療事故 生後3カ月の赤ちゃんに薬剤の取り違え

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県立こども病院
坂本喜三郎 院長:「県民の皆様に対しても深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」

 県立こども病院によりますと、県内に住む赤ちゃんは2020年12月に「乳児急性白血病」と診断されました。その後、去年1月に4種類の抗がん剤を1日で投与する治療を行った際、静脈内に投与すべき抗がん剤を誤って背骨に囲まれた髄腔内に投与したということです。
 直後に薬剤の取り違えに気付き医療的な措置を施したものの、赤ちゃんは自発的な呼吸ができない状態となったということです。その後も治療は続けられましたが、予定されていた白血病の治療ができなかったため病状が悪化し去年11月に死亡しました。

 県立こども病院では、再発防止策として院内のすべての医療従事者が順守すべき確認行動マニュアルを整備し、周知させるとしています。
 県立こども病院の坂本喜三郎院長は会見で「遺族が簡単に納得していただけるとは思わないが、誠意を持って事実をすべて話したい」と語りました。

県立こども病院
坂本喜三郎 院長:「今後二度とこういう事故を起こすことが無いよう全職員が一丸となって、誠意と覚悟をもって対応することを約束させていただく」