指導の助言受けようと…教育関係の仕事をしている保護者に児童の個人情報漏らす 小学校教諭を戒告 静岡市
児童の個人情報を別の児童の保護者に漏らしたとして、静岡市の小学校教諭が懲戒処分を受けました。
25日付で「戒告」処分を受けたのは、静岡市の小学校に勤務する40代の男性教諭です。静岡市によりますと、教諭は教育に関わる仕事をしているある児童の保護者に、指導の助言をうけるため、他の児童や保護者についての複数の個人情報をおよそ1年5カ月にわたって漏らしていたということです。
漏えいした個人情報は、児童の特殊な家庭環境や保護者の特性などで、教諭の相談に疑問をもった保護者が、当時の校長に報告したことで発覚しました。教諭は漏えいの事実を認めていますが、相談された保護者は聞かされた個人情報を他言しなかったため、情報の拡散はないということです。
静岡市の赤堀文宣教育長は「今回の不祥事は市民のみなさまの学校教育に対する信頼を著しく失うものであり、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。