高齢者への3回目のワクチン接種…予約伸び悩み、大規模会場はガラガラ モデルナ製敬遠のほかにもう1つの理由が… 静岡市
先週から始まった高齢者への3回目のワクチン接種。ただ、予約は伸び悩んでいます。静岡市の集団接種会場は、まだ、余裕があり、県の大規模接種会場も、ガラガラの状態。
理由として、3回目にモデルナ製を打つことを敬遠している可能性が指摘されています。
理由として、3回目にモデルナ製を打つことを敬遠している可能性が指摘されています。
さらに、別の影響も…
静岡市 田辺信宏市長(1月28日):「現時点では、市で予約受け付けをしている枠に空きがあります。すぐに予約できる状況です。待つよりも打つ、お早めの予約、そして接種をお願いいたします」
先週の会見で、3回目のワクチン接種を呼び掛けた静岡市の田辺市長。静岡市の予約枠は3日の時点で、およそ3万5千人分ありますが、予約した人は53%。モデルナ製ワクチンを敬遠する声がある一方で、予約が伸び悩む背景には国の方針転換の影響も。
ワクチン接種前倒しで接種券の発送スケジュール厳しく
大村岳志ディレクター:「3回目ワクチン接種が前倒しされたことで、こちら静岡市のワクチン接種推進本部でもその対応に追われているといいます」
3回目の接種は、もともと、2回目から8カ月以降の予定でしたが、オミクロン株による感染拡大で、計画が前倒しに。
しかし、接種券の発送は前倒しできず、2回目の接種から7カ月を目前にした市民から、「接種券が届いていない」という問い合わせもあるといいます。
静岡市 松田仁之保健所統括監:「接種券の発送スケジュールが一番やはり厳しくて、それ自体はなかなか前倒しが難しいというところがございますので、現在は2月に入りまして、7カ月ちょうどくらいで、お手元に届くと」
2回目から7カ月後に、接種券が届く状況は当面続きますが、接種券が届き次第、すぐに予約してほしいと担当者は呼びかけます。
静岡市 松田仁之保健所統括監:「毎週3万通ということで、対象者が増えていきますので、接種券が届けば、すぐに予約を入れて打っていただきたいというのが、私の思いです」
来月以降は、接種券の発送をさらに前倒しするため、静岡市では調整を続けているということです。